7.16.2014

魅惑の屏風 戸隠山〜高妻山(前編)2014.6.29 戸隠キャンプ場~さかさ川歩道~戸隠神社奥社~八方睨~戸隠山~九頭龍山~五地蔵山~高妻山~(弥勒尾根新道)~戸隠牧場




夏山計画!
楽しみですね。
わたし達も秋頃まで、
大まかな予定が決まっています。
休日の工面が大変なため
日帰り山行が主ですが。
6月末は貴重な連休を利用し
妙高・火打のつもりでしたが
残雪のことを考えると億劫に。
それなら、
日帰り予定候補の戸隠を先にやろう
憧れの山のひとつ
しかし東京方面からは遠い遠い
下山後、急いで帰ってこなくても
キャンプ場にテントを張れば
ゆっくり休めるし、
山行中の荷物も少なくなる。
あわよくば二日とも戸隠へ登ろう
そんな風に考えていましたが⋅⋅⋅⋅⋅⋅




*******




真夜中の上信越道
先週に引き続き、
高速道路はまたしても雨
バチバチ音を立て弾ける大きな粒
なんだか車が可哀想になる
これ本当に止むのかな⋅⋅⋅⋅⋅⋅
なに、駄目ならもう一日ある
二日目のほうがイケる予報




仮眠から目覚めた瞬間に雨あがる
神社の参道まで、
朝の陽射しこぼれる遊歩道
葉っぱ達は思いきりからだを伸ばし
我先にと光を浴びたがっていて
その上に踊る、まるい雫








奥社へ続く杉並木は
写真で見ていたとおり厳か
写真と違うのは
それを感じるすべが、
目だけじゃないってこと




絶壁の一部を見上げる
奥社と九頭龍社に手を合わせ
霊峰へ、いざないの道
信仰の強い場所はとても惹かれる
遥か昔を想像し
今もなお
この山とともに在る
人々の暮らしに思いを重ね








気づくとガスのなかを進んでいる
濡れた岩場を慎重に進む
そろそろ核心








谷底から濛々と巻き上がる霧
姿を消したり現したり
それまでの鎖場など、
子どもの遊びのようだ
本当にこれを渡るの?
と、いうのが
塔渡りを目の前にしたときの感想
立って渡るにはリスクが大きすぎる
踏み外したら墜落死








腰が引けるが進むのみ
渡り切るまであと少しのところで
突如強い恐怖に駆られた
(下りるときに落ちたら、
どうしよう⋅⋅⋅⋅⋅⋅)
「またがってこっちまで来い」
Hiさんに声をかけられ
実に素直に従った
生意気を言う余裕は、
ありませんでした




ああ、怖かった。
怖かったけど、また渡るんだ
懲りないお調子者は
翌日もここを歩く(というか這う)
つもりでいました。




(続く)



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