7.04.2014

トリオ・デ・日光白根山 -2014.6.15 湯元~前白根山~五色沼避難小屋~奥白根山~五色沼~五色山~国境平~湯元



梅雨の晴れ間
山友達nobuさんを交え日光へ
nobuさんとは、
昨年9月の赤岳以来の山行です。
あの日もよく晴れていた
彼は爽やか晴れ男



白根山は昨年初冬に訪れ
避難小屋の手前で引き返したため、
その日のリベンジです。
霧氷で飾られた、
美しい木立を見渡す前白根
一方、暗い雲に覆われた奥白根
先行していた地元男性と話す
「山頂は吹雪いているかもな」
前白根で引き返すという
わたし達も、
避難小屋までの雪道を確かめたのち
湯元へ戻りました。
「ここはいつも周りと天気が違う。
新潟の山と同じことが多いよ」
白根山をよく知る男性は
そう教えてくれました。




*******




未明の出発
三人は賑やか
行きの車のなかで、
すでに喋り疲れてしまった。
山道を歩き始めると、
おしゃべりもそこそこに
最初の急登に夢中になる
外山から先は雪がちらほら









また踏めてうれしいな
久しぶりの雪のうえは
わくわくする、大人だって




前白根で休んでいた登山者と
山ばなしがはじまる
「ここはいつ来ても、
風が強いねえ。通り道だから」









「富士山が見えていますね」
男性が指さすずっと奥に
ホントだ、見慣れた頭
気づかずごめんなさい
北西の山々に気を取られていたから










このルートは
景色や登山道が様々に変化する
白根山は、
自らも姿を変えながら
抱える自慢の庭を
次々披露してくれる
だからとっても楽しい周遊
そんなに惜しげもなく
見せちゃって、いいの









山頂に着くと
別ルートからの登山者でいっぱい
子どもたちもいる
富士山渋滞を思わせるにぎわい




登山者が多いぶん
わたしが被るクバ笠にも
度々声がかかる
笠をお供にする山行では
たいがい数名に話しかけられるものですが
この日は団体さんに囲まれ、
バシバシ写真を撮られました。
なんという笠なのか
どこで買ったのか
いくらしたのか⋅⋅⋅⋅⋅⋅
質問攻めでも、
悪い気はしないもの。
沖縄出身でないどころか
行ったことすらないのに、
クバ笠の説明とおすすめを









ぐるっとまわりこんで、
五色山で眺めを楽しんでいると
奥白根の登りですれ違ったご夫婦と再会
わたし達とは逆周りだったみたい
また会えた!と奥様
「ねえねえ、
もう一度訊いてもいいかしら」
クバ笠、を憶えられないらしい
「メモするわね。
お父さん、紙!」
ご主人のメモ帳に書き込んで
「どこかで会っても、
すぐにわかるわね」
と、にっこり
またね!と手を振って別れた
仲良さそうなおふたり
名古屋にお住まいとのこと
またお会いする日がきたら
わたしと同じ笠をかぶった奥様と
笑顔が優しいご主人と
一緒に記念撮影しよう




下山して温泉で汗を流し
自宅まで長い道のり
でも三人は賑やか
帰りの車中でも
おなかが痛くなるくらい笑った
良い山
良い仲間
良い出会い
これ以上望むものはないなあ



「ありがとう」
心から思える山行でした。






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