7.11.2014

裾野は長し 赤城山 -2014.6.22 黒檜山〜駒ヶ岳




国境の長いトンネルを抜けたら
もしかしたら、
雪国なのかもしれないけれど
どこまでも黒い夜の底
諦めて眠りについた
目覚めても雨










日の出と共に止む予報に期待
スタート時は降っているだろう
ところが群馬入りした途端、
勢いよく打たれるフロントガラス
例え雨があがっても、
前夜がこれではね




お天気で泣かされても
次に晴れたときの喜びは倍
谷川連邦馬蹄形縦走
7月6日に無事決行
その様子はまた⋅⋅⋅⋅⋅⋅
そういえば
年明け予定の安達太良山
三度目の正直で、
晴れてくれたら良いなあ




ここは群馬県最北のまち
せっかく遠くまで来たのだし、
のんびり帰りましょうか




*******




どこへ寄ろうか?
そうは言っても雨
悩みながら一旦高速に乗ったものの
「赤城山まで走ろうか」
とHiさん
正直なんでも良くなっていたわたし
SAで買った舞茸弁当ばかり気になる
「お弁当食べられるところなら、
どこでもいいよ」




高速をおり
麓を走りはじめた途端
どんよりした空の
潰れそうな苦しみをよそに
大きく、大きく爽快な赤城
標高をあげてゆくと
つややかな森が広がる
そのうち見事なツツジ群
霞みのなかの赤い色気




今度は舞茸弁当のことを忘れて、
窓のそとに夢中になった
車を停めて、観光地を散策
いつのまにか止んだ雨








大沼(おの)
鏡のようなカルデラ湖のほとり
弁当を広げ空っぽになるころ
「黒檜山まで歩いてみよう」
ええ?本気ですかHiさん。
短い登山道とはいえ、
心の準備というものが⋅⋅⋅⋅⋅⋅
でもそんな予感もしてた
OK、だったら外輪山縦走
駒ヶ岳まで行っておりてこよう




展望はない
特に谷川連邦方面は
スモークの調整に失敗した、
昔の歌番組を見ているかのようだ
スターの姿は煙のなか









少しでも山道を歩いて、
Hiさんの欲求は多少解消されたかな
雪のあるときにも来よう、今度は
違う「白」を




広大な赤城山
近くへ行くとわかる
花だけでなく木々も可憐
山や空や植物は、いつも
一言も発しないけれど
その表現力たるや



良いところ
一日かけてくまなく歩いてみたい




それとね、
赤城牛を食べたいです


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