6.23.2014

ときめきの西上州 -2014.5.18 天狗岩~シラケ山~(岩稜ルート)~マル~烏帽子 岳 ~横道~おこもり岩



好きな山域、憧れの山域は
地図を眺めるだけで楽しい。
中でも西上州の高原地図は、
Hiさんもわたしも大好きです。
通い始めたばかりで殆どが未踏
気になるところを毎日歩きたい。
鹿岳〜四ツ又山、毛無岩、御荷鉾山
立岩、裏妙義など
昨年挑戦した表妙義縦走も、
一度きりでなく何度もやりたい。
西上州にはこの他
腕力やバランスだけでは
どうにもならない箇所が、
たくさんあります。
必要な技術をきちんと学び
きちんと経験を積んだら
ルートファインディングをしつつ
ロープを取り出しながら、
難コースを歩いてみたい
そんな夢もあります。
いつになるかなあ。




尊敬する登山家はたくさんいますが
今わたし達が一番お会いしてみたい方
西上州のカリスマ・打田鍈一さん。
山雑誌への寄稿や、
高原地図の監修をされている、
有名な方です。
この山行の帰り
「道の駅おあしす南牧」に立ち寄り
何気なく売店を覗くと、
打田さんの著書「藪岩魂」を発見!
しかもご本人のサイン入り!
ぼーっと歩いてくるHiさんに
はやくはやく!と手招き
「打田さんの本があるよ」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅買えば?
ていうか俺が買おうかな」
わたしが欲しいと思うものはいつも
「要らないだろ?」
と言われるのがオチなのですが。
それが、買えば?とは。
やり取りを聞いていた売店の女性も
「すっごく面白いわよ〜」
欲しい、でも一冊しかない。
(サイン入りが欲しかった)
仕方ないので
半分ずつお金を出しあい、
貸し借りすることにしました。
(半分でも所有権が欲しかった)




わたし達の山行の数日前
シラケ山で打田さんに会って、
サインを貰った登山者がいたそうで。
うらやましい限り。
「藪岩魂」とっても面白いです。
ただのガイド本では括れない。
西上州への愛が、
みっちり詰まっている。
エキスパートならではの警鐘も。
さっそくバイブルになりました。




藪岩魂の最初の見開きに
サインと一緒に書かれた、
打田さん直筆のことば




「手の届く冒険を
日帰りの低山で」




*******




読図を学んでから
地形図を見るのが楽しみで、
山行のルートが決まると
地形図をコピーし、磁北線を引く
自分たちが辿る箇所を、
頭の中でなぞらえるのだけど
破線の岩稜帯はわかりづらい。
この日も実際、現地で
こっちかな?と雰囲気で進むと
行き着く先が崖だったり、
巻き道に戻されそうになったり。
でもこういうところが楽しい。
登山道に歩かされるのではなく
地図とコンパスを取り出して、
自分たちで進むようにする。
短いコースで、
小さな冒険感覚を味わえます。
それが登山の基本と言われれば、
そうなのですよね。









緑の屋根は、どこまでも。
天狗岩から烏帽子岳までは、
コンパクトにアップダウンを繰り返す。
マル周辺だけは木々のなかだけど、
シラケ山からぐるっとまるっと
西上州の山々が圧巻






太陽を背に
岩の間を降りてくるHiさん
photo by Yumiko










行って、見て、触れたい
カッコいい山たちばかり
ただただうっとり




稜線に出るまでの樹林帯
それから帰りの巻き道も
静かで緑絶えず、癒される
足元には小さな白い花
あちらこちらに
ポッとあかりを灯すよう




そういえば
ヤマカガシに二度遭遇
きょとんとかわいいお顔なので、
しばらく見つめあっておりましたが
毒性はハブの10倍
マムシの3倍あるそうですね。
血清は、群馬県太田市にある
ジャパンスネークセンターにのみ、
保管されているのだとか。
おとなしい性格ゆえ
マムシなどに比べ、
人を噛むことは少ないようですが
まったく
かわいいやつほど、要注意ですよ







登山道脇の岩場から木が。
どうなっているのかな?
ちょっとだけ、お邪魔します





登山口の沢筋には
雪がたくさん残っていて、
山深さを実感しました。
西上州
これから足を運ぶたび
さらにその味わいの虜になる
間違いないでしょう








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